K6Aへ換装
- 以前からF6Aのパワーに物足りなさを覚え、カプチ用F6A_DOHCを探していましたがなかなか手に入らず、
そんな時に「転倒歴無・走行距離5,000km弱という極上のJB23W用K6A(以下K6A_DIで表記)がハーネス&補器類付で格安であるぞ!!」との悪魔のささやきが・・・
- 事前準備
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JB23W用サービスマニュアル及び系統別配線図を入手。
JA12/22用は持っていたので見比べるが、うむむむ・・全然違うではないか(笑)
とりあえずJB23Wのエンジンハーネスを全バラして、エンジン本体向け・ボデー内向け・電源系・エアコン制御系など各方面ごとにコルゲートチューブとハーネス用テープ(普通のビニテじゃないよ)で作り直す。
ヒーター・ラジエターホース類は、ディーラーでJB23WとJA22Wのエンジンルームを見比べ、使えるモノを選んで、鈴木部販に発注。
ラジエターは、JA12Cのモノをとりあえず使う事にする。約5000calほどJB23W用より少ないが、夏場の様子を見て考える事に。
- 換 装
- エンジンマウント及びミッションに互換があるので、エンジン本体はポン付け状態。
配線は、事前にハーネス化して置いたモノを取付。
エアコン関係と、ダイアグ関係と電源系の一部をJA12C純正ハーネスに割り込ます。
割り込ませる場所は、マニュアルなどを見て確認。その際に、確実な通電を考慮して全て半田付けする。
クーリングファンに電動ファンを新設。既設のクーラーコンデンサー用ファンを撤去。
フューエルレギュレターを新設。
CPUをエンジンルーム内に取付。
インタークーラーの位置が違うのでボンネットを加工
エアコン関係はJA22W用を取付。
- 構造変更
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このままでは、車検に通らない(笑)。ハーネスなども改造してしまったので、元のエンジンを
載せ直すのも面倒という事で、構造変更することに。
変更箇所は、原動機・全高(タイヤサイズ含む)・乗車定員の3点
必要だった書類は、3面図・改造詳細図・推進軸強度検討書・推進軸入射角度検討書・重量分布計算書・
輪荷重左右差計算書・最大安定傾斜角計算書・排ガス検討書です。
- 3面図
- マニュアルからコピーした3面図を元に、リヤシート関係を消して寸法変更した図を用意。
- 改造詳細図
- 改造・変更した部分の詳細図
今回は、エンジンと足廻りとタイヤの各部分を、写真と文章にて作成。
- 推進軸強度検討書・推進軸入射角度検討書
- エンジンのトルクが0.8kg/m上がっているために必要となった。
マニュアルなどで、ペラシャフトの全長・外内径などを確認して算出。
また車高が上がってるために、ペラシャフトの角度も実測を元に作成。
- 重量分布計算書
- 軸重が変わった事により、空車時と積載時の車重及び、前軸の荷重割合を算出。
またタイヤサイズを6.50-16へ変更したので、積載時のタイヤ荷重割合を算出。
計算の元になる各重量は、知り合いの鉄くず屋さんの秤で測定。
- 輪荷重左右差計算書
- 空車時・積載時・1名乗車時・2名乗車時の各状態に於いて、前軸および後軸の左右差を計算。
ちなみに左右差限度は±12%以下。
- 最大安定角計算書
- 今回は全高で11cmほど上がってしまったので必要となった。
重心高は、マニュアル記載値に上がった分を足しただけで計算。
- 排出ガス検討書
- コレは必要なかったかも?
搭載したエンジンが、排ガス規制値(V-)を達成しているという事を検討するために作成。
書類を作成するために参考にした書籍は、JA11サービスマニュアル(追補5〜追補7)・JB23Wサービスマニュアル
交文社 改造自動車等取扱の解説です。