連結仕様検討書
トレーラーを牽いた場合の走行性能などを検討して認可を受けなければ登録が出来ません。
下の表は愛知県軽自動車協会でいただいた『被牽引自動車の連結仕様検討書』を写したものです。
公式に従い適合しているかを求め、下の表の数値を出します。
次の諸元を自動車検査証・諸元表・マニュアルなどから転記又は○印をしてください。
項目\種別 | 牽 引 車 | トレーラー |
車名・型式 | | |
登録番号又は車体番号 | | |
用途・形状等 | 乗用(定員 人) 貨物( 普・小・軽 ) | フルトレーラ・ボートトレーラ その他( ) |
車 両 重 量 | (w) Kg | (w1) Kg |
車両総重量 | (W) Kg | (W1) Kg |
駆 動 軸 重 (車両総重量時) | (WD) Kg | ------------ |
主ブレーキ制動力 | (F) Kg | (f) Kg (慣性ブレーキ付の場合に記載) |
駐車ブレーキ制動力 | (FS) Kg | (fs) Kg |
最 高 出 力 | (PS) PS | |
制動停止距離 (制動初速度50Km/h時) | (S) m |
4WD・2WDの別 | 2WD ・ 4WD(車枠の 有・無 ) |
慣性ブレーキ未装着車は、次の項目により検討すること。
#計算時には、大文字と小文字に注意してください。
【トレーラーの慣性ブレーキ省略検討】
w + 55
―――――― ≧ W1
2
【連結状態の主ブレーキ制動能力検討】
1.牽引車の制動停止距離(S)から算出する場合は、次式に適合していること。
W + W1
S × ―――――――― = ( ) ≦ 22m
W
2.牽引車の主ブレーキ制動力(F)から算出する場合は、次式に適合していること
W + (W×0.05)
9.8425 × ――――――――――― + 1.3889 = S
F
W + W1
S × ―――――――― = ( ) ≦ 22m
W
(注)普通トラック(11ナンバー)は、0.05を0.07とする。
【連結状態の駐車ブレーキ制動能力検討】
1.乗用自動車(定員10人以下及びモノコックボディ−の4WD車)は、次式に適合していること。
3
(W + W1) × ―― = Fw ≦ FS
25
(注) 製作日が、次の車に限る
・新型車 (平成6年4月以降) ・継続生産車(平成8年1月以降)
・輸入車(平成11年4月以降)
2.上記以外の自動車(乗車定員11人以上、原動機の相当部分が運転席又は客室下にある自動車及び車枠を有する4WD車)及び
貨物自動車は、次式に適合していること。
1
(w + w1) × ―― = Fw ≦ FS
5
【連結状態の走行性能検討】
昭和41年4月1日以降に新規検査を行った、牽引車の牽引重量は、次式の(1)及び(2)のいずれにも適合していること。
GCW = W + W1
121 × PS − 1900 ≧ GCW (1)
4 × WD ≧ GCW (2)
(注)上記以外の牽引車にあっては、上式中の係数121を162に、
1900を2350で計算して差し支えない。
以上の公式に適合していれば、その牽引車でトレーラーを牽くことは可能です。
不幸にも適合しない場合は、トレーラーメーカーやショップと相談すると、道が開けるかも?
なおこの資料は、平成9年現在のものです。
慣性ブレーキ装着車の検討書は、資料が手もとに無いので、最寄りの陸運事務所へご相談ください。