キャブレターの分解掃除
キャブの組立 キャブレターのセッティング
- キャブの分解
- 1.エアクリーナーケースとキャブを繋いでいるホースを外します。
2.スロットル、オイルポンプ、チョークの各ワイヤーを外します。
3.キャブとインテークマニホールドを繋いでいるボルトを2本外します。
4.キャブ単体になったところで各リンゲージの割ピンを外してフリーにし、ボルトを緩めてキャブの蓋を開けます。
下の写真は、フロート室の蓋を開けて、各ジェット類を外した状態です。
各部の名称
1.ポンプジェット用のスプリング
2.エアジェット #110
3.ジェットブロックか?
4.メインジェット #127
5.ドレーンプラグ
6.パイロットジェット #40
7.エアブリードジェット #140
8.アイドル・アジャストスクリュー
9.このネジを外す必要はありません
※各ジェットの番号は、まれに車によって違うことがあります。
- キャブの掃除
- 基本的には、外したジェット類とジェットが入っていた穴を掃除します。
掃除の際は、キャブクリーナーを各穴に吹いて
しばらく待ち、そのあとでブレーキクリーナーを吹いて綺麗にしたらいいでしょう。
ジェット類はまとめて小さなコップに入れておいて、その中にキャブクリーナーを吹いてしばらく浸けておきます。
汚れが取れて綺麗になったら、ブレーキクリーナーなどで穴を吹いて掃除すると良いでしょう。
コンプレッサーがあれば、エアーガンで吹いても良いですが、持っているヒトは少ないでしょうね。
色々使ってみましたが、トヨタ純正キャブ用が汚れがよく落ちて効くように思います。
- キャブの組付
- 分解した逆の手順で組み立ててください。
組付時の注意
2と7のジェットは、形状が同じで番号が違うだけですので、間違えないようにしてください
各ジェット類をあまり強く締めないようにしてください。特にアイドル・アジャストスクリューは指で軽く締めていき、堅くなった時点でそれ以上締めないようにしてください。
(テーパー部に段差が出来るとアイドル不良の原因となります)
キャブレター下部とインテークマニホールドの接続面は、こびり着いたパッキンをカッターなどで完全に落とし綺麗にしてください。この時に、マニホールド内へパッキンの滓を落とさないようにご注意を。
また、パッキンは新品を使用してください。(スズキ純正部品 [13125-73001]ガスケット・キャブレター ¥150ぐらい
キャブを分解した時に、キャブ本体に使われているコルク状のパッキンが破れた時は換えましょう。
(スズキ純正部品 [13212-69040] ガスケット ¥1000ぐらい)
各リンクを止めている割ピンを紛失しないようにしてください。